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風営法1号許可に必要な「接待」ってどこから?

こんにちは。行政書士の齊藤です。

今日は、風営法1号許可が必要となる「接待行為」について具体的に解説していこうと思います。

風営法第1号許可が必要な理由は、「接待」という行為が、特定のお客様と密接なコミュニケーションを図り、客を楽しませたり、親密な関係を構築することで、社会的影響が大きいためです。

接待とは、飲食店などで提供されるサービスの一部として、客に対して行われる親密な対応や娯楽を提供する行為 とありますが、具体的にどのようなことをすると接待にあたるのでしょうか。

具体的な「接待」の例

  1. 同席して話をする:お客様のテーブルに着席し、会話を楽しむ。
  2. お酌や飲み物を注ぐ:お客様に対して飲み物を注いだり、飲酒を促進する行為。
  3. カラオケのサポート:お客様がカラオケを歌う際に、マイクを渡す、選曲を手伝う、または一緒に歌う。
  4. ダンス:お客様と一緒に踊ったり、接客従業員が目の前でダンスを披露する。
  5. その他の親密な対応:笑顔で対応したり、親しみを込めた行為を行うなど、お客様が楽しむための親しい関わり。

これらの行為は、お客様に楽しんでもらうための「娯楽」として提供されるものであり、風営法では「接待」として許可が必要です。

他にちょっと変わった例もあげてみます。

1. テーブルマジック師匠になる

お客様の前でトランプを使った簡単なマジックを披露し、「おお!すごい!」と言わせる。その後、笑顔で「このトリックの秘密は教えませんよ~」と言って、また次の飲み物を注いであげる。

2. 飲みの達人と化す

お客様が「一杯しか飲めないんだよ~」と言っているのに、「いやいや、もう一杯行きましょう!」と笑顔で促し、飲み物をどんどん注ぎ、気づいたらお客様が「まだ飲んでたの?」と驚くほど飲ませるテクニックを発揮。

3. カラオケの人間ジュークボックス

お客様がカラオケの選曲に迷っているときに、「私、もうあなたのために完璧な選曲をしました!」と言って、自分で勝手に曲を入れて、マイクを強引に渡す。「これは名曲ですから絶対楽しめます!」とノリノリで盛り上げる。

4. 恋愛相談のプロ

お客様が悩んでいる様子を察知し、「最近どうですか?恋愛の調子は?」と、まるで心理カウンセラーのように寄り添い、「まあ、相手の心を掴むには、まず自分を信じることが大切ですよ!」と、適当な恋愛アドバイスをしつつも、深い信頼を築く。

5. ダンスバトルの挑戦者

突然お店のダンスフロアでお客様に「ダンスバトルしましょうか?」と提案し、キレのあるダンスを披露して、実はお客様の方が上手かったと気づかされる。そして笑いながら「あなたには敵いません!」と負けを認めつつも楽しい雰囲気を作る。

6. フードクリエイターのフリをする

お客様がメニューに困っているときに、「私がオススメする隠れた逸品をお届けします!」と自信満々で珍しいおつまみを提案し、実はその場で適当に選んだものでもお客様に「こんな美味しいものが!」と驚かせる。

これらはすべて、接待の一環として提供されるユーモラスな行為で、お客様を楽しませることがポイントです。もちろん、こうした接待を提供するには風営法1号許可が必要です。

これは接待に該当すのか?何か疑問がございましたらお気軽にご相談ください。

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